インターネット広告は無駄になる?
今や様々なWebサイトに広告が出ています。色んな所に広告が出て「この会社、広告にお金かけているなぁ~。無駄使いじゃないか?」と、思った事、ありませんか?
インターネット上での広告(ここでは主にリスティング広告とディスプレイ広告を取り上げます)は、実際の看板等と異なり、「何人が見たか」「何人がクリックしたか」「クリックした人のうち、どのくらいの人が商品を購入したか」等、詳細なデータを得る事ができます。そのため、効果測定がしやすく、単価も安いため、様々な企業・個人がインターネット広告を利用しています。
また、ネット広告は様々な設定が可能です。例えば冒頭のように「あ、さっき見た広告だ」「あ、またこの広告だ」「え?またこの広告?この企業すごい沢山広告出しているんだなぁ」と、思った事のある方。実は”リマーケティング機能”と言って、「一度そのサイトへ訪れた人にだけ、広告を優先的に配信する」という設定が可能です。なので、一度A社のWebサイト、ホームページへ訪問したあなたが、他のサイトを訪れたときに、A社の広告がしょっちゅう配信されるのは、A社がインターネット広告でリマーケティングの設定を行っているからなんです。
一度Webサイト・ホームページへ訪れて、離れた人になぜ広告を出すかと言うと、様々な理由がありますが、「一度商品購入を検討したユーザー」は「考えた後、購入しやすい」からです。
他にも、年齢、性別、よく訪問するサイトの傾向等、詳細に設定することが出来ます。
設定を間違えると無駄な費用が!?
様々な設定が可能なのですが、一方で気をつけなくてはいけない点があります。
- 設定に時間を取られ、本来の事業に支障が出る。
- 配信設定を間違え、自社ターゲットではないユーザーに広告を出していた。
- 配信価格を千円としたつもりが1万円に設定し、広告予算をすぐに使い果たしてしまった。
上記のような事は、インターネット広告(リスティング広告、ディスプレイ広告)初心者によくある話です。
チラシの代わりに使えるの?
よく近所のお店が近隣に配布するチラシ。印刷コストや配布コスト、さらにはすぐに捨てられる運命にあったりと、なかなか効果が出にくい場合があります。一方で、これをインターネット広告に切り替えると「クリックされた時」等に課金され、無駄な費用は発生しません。
ではどのように設定すれば良いのか、ということ「地域限定配信」を行います。
例えば、東京都八王子市に店舗を構える美容院で、近隣住民にチラシをまく代わりに、インターネット広告を行ったとしましょう。
チラシをまくときは、ターゲットである若い女性がいるかわからない家のポストに投函したり、人件費を使って駅前でチラシを渡したりする必要があります。一方でインターネット広告において、配信エリアを八王子市内、20~30代前後の女性のみ広告を配信する、という設定を行うと、美容院のターゲットに見合ったインターネット広告を出すことができます。しかも、リスティング広告等の場合はクリックされ、店舗のWebサイトに来た人の数だけ課金されます。
他にはどんな事ができるの?
広告を出すWebサイトを特定したり、PCかスマートフォンかといったデバイスを指定したり、さらには上記の地域限定配信及びリマーケティング機能を組み合わせた、無駄の無い広告を出す事ができます。
ただし、いずれも「設定しただけ」では効果は出にくいのが現状です。重要と成るのは、ネット広告配信中のチューニングです。インターネット広告の殆どは”入札形式”で価格が決定します。つまり同じ人に複数の会社が広告を出そうとすると、一番高い入札をした会社の広告が表示されます。そのため、設定しただけでいると、他社の価格についていけず、まったく広告が表示されなかったり、逆に高すぎる広告費をいつのまにか支払っていたりします。
インターネット広告は使用する会社が増え、高騰しています。そのためいかに費用、入札単価を下げつつ、効果を出すかがポイントになります。
代理店へ任せよう
インターネット広告は、自社で運用が可能なものが多いです。簡単に出稿することが出来ます。一方で、自社内で行ってしまうと人員が取られてしまったり、自社以外の広告配信状況がわからないため、広告費が高額になってしまったりと、不慣れな人には運用が難しいのが実情です。国内には様々な広告代理店があります。大企業から中小の企業まで。大企業だから良いのか、というと費用が少ない場合そうでもありません。むしろ中小企業の方が「お客さんに離れてほしくないから」チューニングをしっかり行うこともあります。インターネット広告を検討している方は、代理店・運用代行会社を使うという事を検討してみてはいかがでしょうか。
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